Karthusのビジュアルアップデートが発表

Karthusのビジュアルアップデートが発表されました。

公式記事
Karthus, the Deathsinger | League of Legends

死者の説法

近う寄りなさい、我が子よ。そなたの顔をよく見せておくれ。新しい子が多くおるからのう、ちゃんと見んとわからぬのじゃ。行く先も知らずに、多くの者がこの神聖な地への道を見つけよう。だがこの巡礼は偶然ではない。そなたは苦しんでおった。そして魂を快方に向かわせる術を探しておった。周りを見なされ。そなたは独りではない。

今日我らがここに集ったのは、我らが失ったものを弔うためじゃ。我らが愛おしい魂たちのため、啜り泣き、泣き喚き、泣き叫ぶ……手の届かぬもので在り続けようとも。語り、彼らに聞かせようぞ。我らが痛みを思い知らせるのじゃ！　我らが苦悶を！　彼らが忘れ去られていないことを、その心に、知らせるのじゃ！

この哀れな生き物たちは、我らの青ざめた影じゃ。偽りの光にぼんやりと包まれ、大切なものの欠片を闇雲に探し求めておる。虚ろなものとして繋ぎ止められ、悩み、今の自分が何なのか、自分がこれからどうなるのかを、わからぬままじゃ。常に、密かな解放を希っておる。

我が子よ、我らは導き手じゃ。彼らは我らの声を聞く時のみ、動き出すのじゃ。そう、彼らに呼びかけよ！　彼らを果てなき昏迷より、呼び戻すのじゃ。そなたの望み、怨み、飢え全てを歌え！　脱け殻に恐怖を満たしてやるのじゃ……死すべき運命は避けられぬとな。

ゆくのだ、我が忠実な僕よ。哀れな者どもを生という牢獄から解き放つのじゃ。死の言葉を伝え、強情な魂を故郷へと帰したもう。

死は、我ら全てを、解き放ちたもう。

死に囚われるものがいる一方で、生の束縛を越えて広がる邪悪な欲望を受け入れた者がいた。Shadow Islesの失われた地で、Karthusは定命の者の味わいを控えることを選んでいたが、彼はなんと新たに生まれ変わり、新たなる陰鬱な輝きを宿して、PBEへと辿り着く。

チャンピオン診断

次にアップデートを行うチャンピオンは、Deathsinger自身です！　2009年のLeagueローンチの一部として、Karthusは80体のチャンピオンリリースの中の一体として、その姿をFields of Justiceへとお目にかけました。それから5年が経ち、技術更新、デザイン改善、世界の記述法、それにチャンピオンおよびマップへのアートのアップグレードを全体的に行ってきました。そう、最新のKarthusを披露する時もまた、到来したのです。

でもどんなふうに？　ええ、前回のアップデートのように、Karthusのアップデートの目標がどんなものか、最初にはっきりさせる必要がありました。これが、私たちが到達した結論です。

真なるShadow Islesのチャンピオン

リリースに当たり、KarthusはShadow Islesから来たチャンピオンであるか、少なくともそこで生まれた存在でしょう。素晴らしい！　当時はそのことにどんな意味があったでしょうか？　正直に言えば、ほんの少ししか意味はありませんでした。でもそれから、私たちはShadow Islesを細かく記述するため、段階を踏んでかなりのものを広げてきました。そこにあるTwisted Treelineもそうですし、たとえばElise・Hecarim・Threshといった、キャラクターテーマを共有し、共通色としてクールな青緑に彩られたShadow Isles championを作りもしました。Karthusのアップデートにより、私たちが今まで語ってきた世界の中に、彼自身を展開する場所を作れるということです。

ユニークなリッチ

アップデートは、Karthusとは何者かという点を強固にする機会でもありました。2009年、40体のチャンピオンがおり、Karthusは全体的に「邪悪で意地の悪いアンデッド野郎」という元型を有していました。キャラクターを伝えるために彼が持っているセリフは、全部で9つでもあります。現在、120体近いチャンピオンがおり、古いKarthusは私たちが今まで作ってきた半死者、死者、死者以外、幽霊キャラと親和性を増していました。Karthusのアップデートは、彼のキャラクターの幅を広げ、再び彼をユニークな地位に押し上げるチャンスでした。新しいKarthusはセリフが大幅に増え（脚本は200行超、全セリフが新しい声優によるものです！）、彼の個性がたっぷりと注がれたキャラクター性に富むアニメーションを携えています。

2014年のチャンピオンとして

Karthusをアップデートするということは、ゲームのローンチ以来積み重ねた技術とノウハウ全てを適用できるということでした。たとえば、アイドル状態で彼がクラゲのように見えないよう、彼のローブの裾をはためかせようとしたり、多彩なQを見せるためにLay Wasteのアニメーションを全体的に作り直したりしました。その中でまず行ったのが、彼のモデルのリアルさを大幅に増すということです。Karthusは少し異なる外見です──彼のボーンは少なめに作られています──現在の私たちは、萎びた死霊術師に求められるディティールを、ビジュアルとして表現する技術とノウハウを持っているからです。さらには、文化の微妙な違いを気にせずに、この変更によって、世界中のプレイヤーたちが同じように素晴らしいKarthusを楽しめるようになるということです。

KarthusがPBEに姿を現すのはもうすぐです。Liveサーバに彼が死をもたらす前に、彼という存在を展開し、皆さんの考えを教えてください！　また、このところ作業中のChampion Update teamに言いたいことがあるのなら、Champions & Skins subcommunityでお願いします。

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